注文住宅を建てるまでの注意すべきポイント
注文住宅を選んだ理由って皆さんどんなことでしょうか。
二世帯住宅にしたい・・・
理想の暮らしを見つけたい・・・
こんな趣味を活かした部屋が欲しい・・・
などなど様々な理由でマンションや建売などではなく、注文住宅を選んでいるのだと思います。
私が注文住宅を選んだ理由は、確固たる理由があるわけではなく、岡山市の焼き鳥が食べたいとかなんとなくというのが主な理由で、自分で間取りを選べないとかデザインも決まってしまっているのは嫌だなーとか思っていたのが副次的理由でした。
そんな私も結婚と妻の妊娠を機に、一国一城の主を目指し、一念発起注文住宅で夫婦の理想の家づくりをしようと思い立った訳です。私自身調べるならとことん調べ、選ぶのであれば納得いくまで比較し、選ぶという信条から注文住宅を建てるまでに気付いたポイントをまとめていきます。
〇土地探しで気づいたポイント!!
これは不動産会社や工務店、ハウスメーカーの方と話をした結果ですが、やはり一番は「縁」であると思います。
理想の家づくりには土地は必須ですが、確固たる信念を持っている方以外は、なんとなく利便性や周囲の状況などを気にしながら決めていくと思いますが、住宅地になるとなかなか理想的な場所は見つからないものです。だからこそ、広告を見たり、インターネットで調べたり、近くを歩いたりすることでちょっといいかもと思える土地があるとすれば、やはりそれは「縁」なのでしょう。
土地は簡単に売り買いできないからこそ、これだと思えるものが見つかったらぜひともお話しを聞いていただきたいと思います。
私は土地の広告チラシを見ていて、あれ?この立地の割に安いなと思って現地を見て、不動産会社に連絡し、やはりいい土地だなと思い、その土地を買うことを決心しました。
買われてしまえば二度と手に入らないものなので後悔のないようにしてもらいたいと思います。
〇住宅ローンで気づいたポイント
今は昔と比べ様々な銀行や信金、労金、農協、ネット銀行などで住宅ローンを取り扱っています。その種類も千差万別、どれを選べばいいのかさっぱりわかりません。
私も特に懇意にしている銀行もなく、まったく知識もなく探していました。ネットを見ると、保証料が無料だったり、金利が安かったり、月々の返し方に差があったり、訳がわかりませんでした。とりあえず色々な所に仮審査の申し込みをし、特に問題なく審査が通っていたので、選ぶのが大変でした。しかし、ここでも一所懸命選び方のポイントを調べると次のようなところだと気づきました。
・口座やその銀行のクレジットカードがあり、給与や年金などの振込指定をしているかどうか。
これは結構単純ですが、重要で私はあまり口座を作りすぎるのは好きではなく、可能な限り今持っている口座の中でやり取りをしたいと思っていましたが、結果として住宅ローンを借りる銀行に合わせてそういったところを変えてしまいました。この辺の事情がどうでもいいよっていう方は特に問題はないと思います。
・ネット銀行は金利も安く、手続きも苦にならない人には簡単だが、地域によって注文住宅を建てるのに向いていない!
これは私が当初ネット銀行が漠然と(金利も安いし、手続きも自分でやることに不安はなかったため)いいなと思って、注文住宅を建てる会社と話をしていたら、地域によって違いはありますが、決済方法がうまくマッチしませんでした。具体的にどういうことかというと注文住宅を建てる会社に対する支払は【着工時に全体金額の30%、中間金(いわゆる上棟式の際)として30%、完成時に40%】という支払方でした。これをクリアするためにはつなぎ融資の使用又は建てる会社でもっている融資制度の使用又は自己資金で何とかするなどといった解決方法があげられます。
私はまったくの自己資金もなかったため、3:3:4で払うのに対応してくれた地銀で結局は住宅ローンを借りました。このあたりの資金計画は結構重要で土地から購入するであろう注文住宅は結果として4回支払をしなければなりません。
ただし、知り合いの工務店や個人事業主でやってる大工さんなどですと以外と融通してくれますので、そこは相談してみてもいいかもしれません。※その会社の借金などの信用情報はきちんと調べておくといいと思います。
・結局住宅ローンを自分の好きには選べない!?
色々と調べた結果、本当にこの住宅ローンだったらいいなと思う商品はあるのですが、土地の購入の仕方、ハウスメーカー、工務店などの建てる会社によって違ってきてしまうため、結局はそれに合わせた住宅ローン商品になってしまいがちです。これはパズルのようなものでうまくはまれば良し、はまらなくとも妥協点を見つけるなどが重要なポイントだと思います。
〇工務店、ハウスメーカー、建築会社を決めるにあたってのポイント
最後のポイントですが、一番重要な建築会社決めです。もうこればっかりは正直ご自身の納得できる点がどこにあるのかが一番の決め手になると思います。エコな家なのか、耐震制度が高い家なのか、オール電化なのか、名前が売れている会社なのか、この点は多種多様で千差万別、どの点を取っても選ぶ基準によって差がないと言い切ってもいいと思います。やはり一番大事なことは自ら納得できることこれにつきると思います。
私は、最後は知り合いで地元の会社にしました。ポイントは社長の情熱とこれから先付き合っていっても損はしないなと思える提案、最大限こちらの意図をくみ取ろうとする思いが決定打でした。
ここに来て急に感情論になってしまっていますが、先ほど記載したとおり、結局は自らが納得できるかどうか。安心だとうたっている大手会社でも何があるかわからない時代です。必ず安心できる材料なんて突き詰めていくと何もないのだと私は気づかされました。また、注文住宅であるがゆえに間取りもデザインも材料も全てこちらが決めるもの。これを一緒に決めるパートナー選びが建築会社を決めるということになると思います。気の合わない人と大事な家を作っていくというのは想像以上にストレスがかかるものだと思います。なので、あえて感情論になりますが、この会社ならこの人ならまかせても安心だと思えるような会社選びをしていただきたいと思います。
最後になりますが、一番重要なポイントは自ら「納得」ができるかどうかです。これは注文住宅に限らないことですが、自信をもってこの土地でこの住宅ローンでこの注文住宅を選びましたといえるようになることが大事です。誰かに言われて決めたなんていうのはもってのほか、決めるのは自分です。ぜひとも「納得」できる注文住宅を作り、かっこいい家に住むという「目的」で注文住宅を決めて欲しいと思います。